トランポリンをじっくり楽しむには知っておくとよいトランポリン用語の数々をご紹介。
紹介動画などのある場合動画つき解説も。
通常、手は着地時に手を下ろし、跳躍時に手を上げるのですが、宙返りなどをかける際に、着地時に手を上げて、上昇する際に手を振り下ろして技をかけます。この手を上げて着地するジャンプの方法をアクションジャンプ、アクション、と呼びます。
前方宙返り3と1/2捻りのこと。また、技の途中で3と1/2捻りを入れる場合もエイディー〇〇のように技名につけます。例:前方二回宙返りの二回転目で3と1/2捻り→エイディーアウト。
後片付けのこと。トランポリン常設の施設以外では、練習後に使ったトランポリン台をたたんでしまう必要があり、練習後には毎度この片付けが必要になります。反対語はセッティング。
対象者の横から指導者等がベッドを踏み込み、対象者を浮かせる手法。浮きが足りない技(シートの起き上がり時など)の習得時に補助として用いる技術です。
体操競技の技「後(前)方二回宙返り一回ひねり」の、ムーンサルトに同じ。トランポリンでも同様にこの技が存在。「二回宙返り一回ひねり」していればそう呼ばれ、回転の方向は問われない。
背落ちからの前方1/2回転1と1/2捻りのこと。様々な種目で同名の技は存在。種目によって捻りや宙返りの形態などが異なる珍しい技。
筋肉に力を入れること。難しい技をやる時ほど、体中に力が入っていて、技中に姿勢がほどけてしまわないようにこの締めが重要になります。
試合の形式のひとつ。2台のトランポリン台を向かい合わせ、二人で向かいあって立つ。先行を決め、先行者は一つ技を行い、後攻は先行の技にひとつ技を付け足す。以降、交互に相手の技にひとつずつ技を足していき、実施する技を忘れてしまうか、失敗した側が負けとなる。
「二回宙返り二回ひねり」の事。通称である。1976年のモントリオールオリンピックで梶山広司が鉄棒で「後方かかえ込み二回宙返り二回ひねり下り」として使用したのが有名。
バネのこと。トランポリン台の、フレームとベッドとを繋ぐのに大量に使われています。だいたい1台に100本~120本ほど使用されています。トランポリンの反発力を生んでいる部分ですので、飛んでいる時に負荷次第で破損することも多い部分です。 1本1本は簡単に取り外して付け替えられるようにできています。
飛んでいる人に対して万が一の時にケガしないように助ける人のこと。ベッドのサイドについて、たいていは柔らかいマットを持ち、練習者、演技者をケガから守ります。
スポッターが緊急時に投げ入れるマットのこと。投げやすいように小型で軽量、でもミスジャンプした人がケガしないように衝撃吸収できるように柔らかで高性能に作られています。
練習準備のことで、しまってあるトランポリン台を出し、広げて練習できる状態にすること。常設の練習場以外では、トランポリン台は大きいので、たいてい倉庫や体育館の隅にしまってありますので、それを出して練習環境を作るところから始める会場が多いです。反対語はカッティング。
トランポリン台など、トランポリン関連器具も多く作っている企業です。千葉県松戸市に本社を置く体育施設機器器具メーカーでミズノの子会社。 ラージから埋め込み式、ミニトランポリンまで、幅広くトランポリン関連商品を取り扱っています。
トランポリンの着地技術のひとつで、着地時に膝を抜いて勢いを殺してジャンプを止めること。着地してベッドからの跳ね返りで体が浮く前に、膝カックンのように膝を前に折って勢いを抜きます。 ただ膝を抜くと後ろに転倒しやすいので、同時に両手は前に伸ばして体のバランスを取ります。通常のジャンプ時に止まる時以外にも、技のミス等でジャンプの継続が危険な時にも使われる技術です。
横回転のこと。跳躍時に体に対して横方向に回転を加えることを、日本語では捻り、英語ではツイストと呼びます。縦回転無しでこのツイストのみをする場合も、宙返りに組み合わせる場合もあります。
トランポリンの大会等で通しといって10種目の連続技を行う際に、途中でミスジャンプなどで中断、途中終了になってしまうことです。俗称ではありますが、ほぼ全国のトランポリン選手にこの「ドボン」で通じます。
腰落ちした後、跳ねて一回捻りをして再度腰落ちする技。
トランポリンで跳躍時に、踏み込み位置よりズレで着地すること、主に中央から外に対して移動してしまった場合を指す。
国内のトランポリン競技を統括する協会、かつては存在したが、現在は体操協会に統合され、体操協会がトランポリンも担当。
1台ずつのトランポリンでなく、鉄骨フレームを繋いだものに複数のベッドが張られて、複数トランポリンが一体化したものです。アメリカ発で、主に輸入され、跳躍力は弱めになるが、大人数で遊びやすいため、街中のフリートランポリン場に多く採用されています。
日本体操協会の定める、初心者が自分の上達を確認できるように基礎技で構成された、1級から5級までの10種ジャンプの検定。 宙返り、背落ちの入らない基礎技の組み合わせで構成されています。その上に、1級から5級までの組み合わせ、連続で構成された初段~4段も。
トランポリンのフレーム、およびスプリングを覆うように配置するクッション材です。硬いフレームや、スプリングから競技者を守ります。
前方宙返り1/2捻りのこと。また、技の途中で1/2捻りを入れる場合もバラニー〇〇のように技名につけます。例:前方二回宙返りの二回転目で1/2捻り→バラニーアウト。
横回転のこと。跳躍時に体に対して横方向に回転を加えることを、日本語では捻り、英語ではツイストと呼びます。縦回転無しでこの捻りのみをする場合も、宙返りに組み合わせる場合もあります。
技に入っている時の姿勢から、形を解いて自然な浮遊状態に戻すこと。回転技などをかける際には、回転力を出すように、体を小さく丸めたりする必要があり、技を終え、その姿勢から着地姿勢に移行する時にこの開きを行い、体勢を戻します。
縦回転を伴わない捻り飛びのことです。一回捻り飛びを指しますが、ピルエットという用語自体は捻り飛びとして使われ、一般的には、フルピルエット(一回捻り飛び)、ハーフピルエット(半捻り飛び)のように、回転量を表す用語とともに使われることが多いです。
体操協会認定の、トランポリンの指導員資格のひとつ。基礎的な技の一通りと、宙返りなどが補助を含め指導できるレベルにあるという資格です。
一回捻り腰落ちのこと。
トランポリン台の、人が飛ぶ時に乗る布部分のことです。多数のゴム・ケーブルまたはスプリングで枠に固定され、この上で跳躍します。タイプ、材質は台によってさまざまです。
トランポリンの前後に置くベッドと同じ高さの台で、枠からはみ出た時のケガ防止に、上に厚いマットを置いて使います。トランポリン上で技を行って枠からはみ出るのは圧倒的に前後が多いため、前後にはこの補助台をつける。 最近の多いフリーのトランポリン場などでは枠からはみ出して落ちる怖さを軽減させるために、トランポリンの四方とも床を台の高さにしているところも多いです。
背落ちからの前方宙返り背落ちのこと。
背落ちからの前方宙返りをして立つ技。前方宙返り中に捻りを入れたりすることで、〇〇ボールアウト、のように技名が繋がる。例:背落ち→前方宙返り1/2捻り=バラニーボールアウト。
トランポリンの規格の内中間のもので、シャトル競技やバッジテスト用に使われるものです。一般的にはレギレーションとも。約3.6m×1.8m。
フレーム1m四方程度、ベッドが70cm四方程度の小型のトランポリンです。競技としてのトランポリンを行ったり、この上で技を行うのは難しいですが、床の技の踏切用の補助器具として利用されたり、小さな子供の技導入用に利用されたりします。
体操競技の技「後(前)方二回宙返り一回ひねり」の通称で和製英語。「月面宙返り」とも言う。トランポリンでも同様にこの技が存在。「二回宙返り一回ひねり」していればそう呼ばれ、回転の方向は問われない。
国際大会で使用されることが多いラージサイズのトランポリンで、ドイツのユーロトランプ社製のトランポリンの内ラージサイズのものの通称です。ほぼトランポリン内ではユーロ、で通じます。
※ユーロトランプ社製トランポリンにはミドルサイズの商品などもありますが、そのようなものを呼ぶ時は「ユーロミドル」などと呼ぶことが多いです
ラージサイズとも呼ばれ、トランポリン台の中で最大サイズのものを指し、公式競技用です。約4.3m×2.1m。一般的な大会、特に国際大会や全日本などではすべてこの企画のトランポリン台が使用されます。
前方宙返り2と1/2捻りのこと。また、技の途中で2と1/2捻りを入れる場合もランディー〇〇のように技名につけます。例:前方二回宙返りの二回転目で2と1/2捻り→ランディーアウト。
前方宙返り1と1/2捻りのこと。また、技の途中で1と1/2捻りを入れる場合もルーディー〇〇のように技名につけます。例:前方二回宙返りの二回転目で1と1/2捻り→ルーディーアウト。
腰落ちした後、跳ねて一回捻りをして再度腰落ちする技。